2015年 03月 17日
倉吉白壁土蔵群,「例の会・2015」
d0006690_1325479.jpg今年の「例の会」は9人全員参加で,当初予定の草津温泉がバスツアー不成立で,急遽,西へ反転して,15ー16日に三朝温泉でした。

三朝温泉は小さな温泉街です。今年は「開湯850年」だそうですが,散見する幟の他には特にそれらしい雰囲気はありませんでした。意匠をこらした宿の中庭を一瞥して,「世界屈指のラドン泉」とかに浸った後は主目的の宴です。

翌日は打吹(うつぶき)地区の白壁土蔵群へ。国重要伝統的建造物群保存地区で,土蔵だけでなく古い商家などを改装して作られた施設が「赤瓦」。蔵は十六号館までありますが,なぜか四号館と九号館は欠番です。

写真は玉川にかかる倉吉橋から見た土蔵。

d0006690_13251947.jpg【倉吉淀屋】
倉吉市に現存する最古の町屋建物。大阪の淀屋橋にその名を残す豪商淀屋は5代目の時に,幕府から闕所(財産没収)処分を受けます。4代目の番頭であった牧田仁右衛門は,闕所処分を予感した4代目からのれん分けで,出身地倉吉で開業。

その子孫が大坂にも店を構え,後に初代淀屋清兵衛を名乗ったといいます。倉吉淀屋8代目,再興された大坂淀屋5代目の時(安政8年,1859年),なぜか共に店をたたんで,全財産を朝廷に献上したと言われています。

d0006690_13253521.jpg【豊田家住宅】
明治時代建築の伝統的な町家形式を保持しています。奥の離れは昭和初期の熟達した和風建築の造詣を残しています。

なお,ここを会場にして,毎土曜,日曜に「倉吉の歴史講談」なる「淀屋の光と陰」などが演じられています。家屋の案内はその講談師がして下さいました。

d0006690_13255097.jpg【大蓮寺】
天正年間(1573年〜1592年)に近隣の3つのお寺を統合して,創建とされました。山号は法界山,宗派は浄土宗です。ここは歴代淀屋清兵衛一族の墓所であり,新田義貞の弟脇屋義助の墓所でもあります。

それよりも目についたのが,およそお寺とは思えないデザインの本堂です。先代の本堂は1942年(昭和17年)に解体されて,これは1955年(昭和30年)の再建です。なぜこのようなデザインなのか,私には知る術もありません。

d0006690_13264943.jpg【赤瓦】
赤褐色の「赤瓦」は,この地域のいたるところで見ることができます。「赤瓦」とは島根県の石州瓦(せきしゅうがわら)のことで,含鉄土石「来待(きまち)石」からとった釉薬を使い,高温で焼きます。「凍てに強く,水を通さない」,「とにかく固くて丈夫な瓦」で,日本海側の豪雪地帯や北海道などの寒冷地方でのシェアが高いそうです。




※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2015-03-17 18:00 | つれづれに | Comments(2)
Commented by korima at 2015-03-17 19:30 x
お寺なんですか!!
(保育園かとおもいました)
なんで?と訊いてみたくなるモダンさ(汗)
Commented by gakis-room at 2015-03-17 20:27
korimaさん,
お寺なんですよ。
モダンというのか,エキゾチックというのか,
1955年の建築です。

ロシア戦のハーフタイム中です。
ドキドキしますね。


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