2015年 03月 04日
春霞と言うけれど・・・
d0006690_17263473.jpgきょうの日照時間は4.2時間でしたから,平年の4.5時間よりは少し短いですが,それなりの陽差しといえそうです。しかし,東の山は霞んでいます。若草山も見えませんでした。

黄砂ではないようですから,春霞と言うのでしょうか。しかし,霞は気象庁用語でも学術用語でもなく,霧,靄(もや),煙霧を含む全体を指示する,まあ,文学用語のようです。

d0006690_1774610.jpgでは,霧,靄(もや),煙霧の違いは何でしょうか。
気象庁の定義によれば,霧,靄(もや),煙霧の違いは以下のようになります。

霧  微小な浮遊水滴により視程が1km未満
靄  微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上,
   10km未満
煙霧 乾いた微粒子により視程が10km未満

午前中は昨夜からの雨もあって,10時までは陽差しもなく,湿度は70%以上でした。ですから,朝からの霞は「浮遊水滴」,つまり霧か靄(もや)の一部であった可能性もあります。しかし,その後は陽差しもあり,湿度も低くなりましたから,水滴と「湿った微粒子」の可能性はなくなり,「乾いた微粒子」だけが残りました。

黄砂も「乾いた微粒子」ですが,黄砂の観測はありません。とすれば,きょうの霞はPM2.5あるいはその他の微粒子による煙霧ということになります。春霞といえばきれいですが,乾いた微粒子と思うとすっかり興ざめです。

こんな歌を思い出しました。

  さくら さくら
  弥生の空は 見渡すかぎり
  霞(かすみ)か雲か 匂いぞ出(い)ずる
  いざや いざや 見にゆかん

雲は霧と同じようなものですから,広義には霞の中に含まれます。霞か雲かとの対比は間違いということになります。こんなことに拘る私自身にますます興ざめしてしまいます。
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by gakis-room | 2015-03-04 18:00 | つれづれに | Comments(2)
Commented by korima at 2015-03-04 22:11 x
近頃の春霞は、「乾いた」粒子ばかりみたいですね。
いつもマスクを着けてます。
(風情がなくなっちゃいました(T_T))
Commented by gakis-room at 2015-03-05 07:19
korimaさん,
霞について知った方がよかったのか,
知らないままの方がよかったのか,
考えてしまいます。


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