2015年 01月 07日
「聖徳太子」といえば高額紙幣のことでした
d0006690_1722686.jpgいつまで続いたのでしょうか,私の虎が煙草を吸っていた頃,「聖徳太子」と言えば,高額紙幣の代名詞でした。その聖徳太子の千円紙幣が発行されたのは,65年前のきょう,1950年1月7日でした。

敗戦直後の1945年に流通開始されたヤマトタケルの千円札がありますが,新円切り替えで翌年には早々と失効してしまいます。

d0006690_17212038.jpgですから,長期に流通したのは聖徳太子が最初と言ってもいいようです。しかし,千円・聖徳太子の寿命は,12年余と意外に短期間でした。
 聖徳太子 1950年1月7日(12年10ヵ月)
 伊藤博文 1963年11月1日(20年)
 夏目漱石 1984年11月1日(20年)
 野口英世 2004年11月1日〜

1963年に伊藤博文に代わっても,「伊藤博文」は高額紙幣の代名詞にはなり得ませんでした。それは,1957年10月1日に新たに発行された五千円紙幣が聖徳太子だったからです。依然として「聖徳太子」は高額紙幣の代名詞でした。しかも,1958年12月1日に発行された一万円札もまた聖徳太子でした。1人三役です。1984年11月1日に,五千円札は新渡戸稲造に,一万円札は福沢諭吉に代わり,「高額紙幣=聖徳太子」の時代はおわりますが,千円,五千円,一万円の重複期間を含めて聖徳太子が最高額紙幣であった時代34年10ヵ月になります。

 千円札  1950年1月7日〜1963年10月31日
 五千円札 1957年10月1日〜1984年10月31日
 一万円札 1958年12月1日〜1984年10月31日

いつのころからか,高額紙幣あるいはまとまったお金としての聖徳太子は死語になってしまいました。また,聖徳太子に代わる人物もいません。

ところで,福沢諭吉さんは我が家がお気に召さないのか,たまにおいでになっても長居することはなく,樋口一葉さんも出ていったら,なかなかお帰りにはなりません。いつも滞在して主のように振る舞っているのは野口英世さんだけです。
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by gakis-room | 2015-01-07 18:00 | つれづれに | Comments(6)
Commented by korima at 2015-01-07 20:03 x
聖徳太子から伊藤さんになったとき、
会社では、こんどの人はぶ男…という評判でした。
(三人の中では夏目さんが比較的人気がありました)
Commented by saheizi-inokori at 2015-01-07 21:30
今は誰が一万円札なのかも覚えてないのです。
樋口一葉は二千円でしたっけ、儚い命でしたね。
Commented by gakis-room at 2015-01-08 21:46
korimaさん,
旅行をしていてコメントの返事が遅くなりました。

伊藤さんが「ぶ男」ですか。
初めて聞きました。
面白いですね。
Commented by gakis-room at 2015-01-08 21:59
saheiziさん,
樋口一葉は五千円札で,2004年11月1日に発行されて,現役ですぞ。

二千円札は2000年7月19日発行です,
表面は守礼門,裏面は源氏物語絵巻の1部分と紫式部ですが,
ほとんど見ないですね。
Commented by saheizi-inokori at 2015-01-10 23:04
あ、そうでしたか、お札をまじまじとみたことがない。
縁無き衆生です。
Commented by gakis-room at 2015-01-11 08:10
saheiziさん,
記事を書くにあたって,まじまじと見てみました。
そして,五千円札の裏面がカキツバタであると知りました。


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