2014年 09月 02日
9月2日,69年前のこの日,戦争が終わった
69年前のきょう,日本は降伏文書に署名しました。第2次世界大戦は,国際法上はきょう終結しました。従って,きょう9月2日は,連合国にとっては「戦勝記念日」であり,日本にとっては「降伏(敗戦)記念日」ですが,なぜか9月2日は問題にはされません。

【山川出版社・詳説日本史(高校用)】(2002年4月4日 文部科学省検定済)
昭和天皇のいわゆる「聖断」によりポツダム宣言受諾が決定され、8月14日、政府はこれを連合国側に通告した。8月15日正午、天皇のラジオ放送で戦争終結が全国民に発表された。9月2日、東京湾内のアメリカ軍艦ミズーリ号上で日本政府及び軍代表が降伏文書に署名して、4年にわたった太平洋戦争は終了した

【降伏文書調印に関する詔書】(原文はカタカナ)
朕ハ昭和二十年七月二十六日米英支各国政府の首班がポツダムに於て発し後に蘇聯邦が参加したる宣言の掲ふる諸条項を受諾し、帝国政府及大本営に対し、聯合国最高司令官が提示したる降伏文書に朕に代り署名し且聯合国最高司令官の指示に基き陸海軍に対する一般命令を発すべきことを命じたり
朕は朕が臣民に対し、敵対行為を直に止め武器を措き且降伏文書の一切の条項並に帝国政府及大本営の発する一般命令を誠実に履行せむことを命ず
  御名御璽
昭和二十年九月ニ日

ここでも日付は9月2日です。日本が「ポツダム宣言受諾」を決定したのは8月14日で,同日に連合国に通告されています。そして,翌8月15日の正午にその旨が国民に知らされます。しかし,その放送内容「大東亜戦争終結ノ詔書」の日付は8月14日です。

戦争終結の日が「降伏文書調印の日」でないとしたら,降伏を通告した8月14日ということになるでしょうか。

日本が受諾した「ポツダム宣言」の主な内容は以下の通りです。
 1 軍国主義の除去
 2 日本の主権は本州,北海道,九州および四国ならびに(3国が決定する)諸小島に限定
 3 戦争犯罪人の処罰
 4 民主主義的傾向の復活強化
 5 日本国民の自由意志による平和的かつ責任のある政府の樹立

これが戦後日本の基軸となる「国際公約」です。この国際公約に基づく秩序=新憲法を自らの手で作り得ず,GHQ案を提示されたところに戦後日本の不幸があるように思われます。
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by gakis-room | 2014-09-02 19:00 | つれづれに | Trackback | Comments(4)
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Commented by korima at 2014-09-02 19:58 x
知りませんでした。
ミズーリ号?のことは教科書にあったような。。。
きちんと教わってない(教えない?)のはよくないです。
Commented by 高麗山 at 2014-09-02 21:34 x
未だに、「終戦」と言う美化、修飾された言葉に
嫌悪感を持ちます!
敗戦と言う言葉を素直に使っていれば、今日のような
状況も避けられたかも。。。
Commented by gakis-room at 2014-09-03 07:05
korimaさん,
歴史の授業では,近代史の途中で時間切れになってしまうことが多いようです。
歴史授業の課題ですね。
Commented by gakis-room at 2014-09-03 07:35
高麗山さん,
「軍国主義からの解放の日」という発想はなかったのでしょうかね。


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