2014年 03月 30日
きょうは2月30日(旧暦)です
きようは旧暦2月30日です。2月と言えば28日(閏年の年は29日)ですから,「2月30日」と聞くとちょっとした違和感があります。朝から「2月30日」と何度も呟いています。

暦のひと月は30日か31日なのに,なぜ2月は28日なのかはともかくも,日本で太陽暦=新暦(グレゴリオ暦)が採用されたのは1873年1月1日(明治5年12月3日読み替え)ですから,「2月は28日」は私たちの生活の中ではおよそ140年の経験です。

旧暦ではひと月は29日か30日ですから,それに慣れ親しんだ人々には,突然に太政官布告(第337号「改暦ノ布告」)で「2月は28日」と言われても,とまどいと違和感はきょうの私と違って長期にわたったであろうと想像されます。

しかし,太陽暦は暦と実際の1年が同じだというだけでなく(世界と時を同じくするという意義もある),閏年がいつかと言うことが分かれば誰にでも簡単に暦を作成することができます。閏年は以下のとおりです。

  ①西暦年が4で割り切れる年は閏年
  ②ただし,西暦年が100で割り切れる年は平年
  ③西暦年が400で割り切れる年は閏年

ただし,X年Y月Z日の「曜日の求め方」はちょっとした工夫が必要(例えば「曜日計算」による計算)ですが,今年から連続した年については手間暇かければ簡単に暦を作成できます。

しかし,旧暦はそうはいきません。旧暦のひと月は朔(新月,月の見えない日)から朔の前日までで,平均は約29.53日です。大ざっぱに言えば,30日と29日を交互に置けばいいかといえばそうはなりません。月の第1日は「朔になった瞬間を含む日」ですから,その瞬間が何時なのかを知ることは素人にはできません。

また,29.5×12月=354ですから,1年=365日より11日少ないので,閏月(19年に7回)を加えて調整します。閏月は17年に7回挿入しますが,どこにそれをもってくるかは暦法に通じた者(時を支配する者)だけの専権です。古来,これを中国では皇帝が,日本では江戸地代初期までは朝廷(陰陽頭の土御門家)が占めてきました。1684年に採用された貞享暦は徳川幕府によって作成されました。つまり,結果的に「時を支配する者」が天皇から幕府に移行するのですが,映画「天地明察」はこの意義についてはほとんど触れられていませんでした。

なお,来年以降,2月30日のは以下の年にあります。
  2015年 4月18日
  2017年 3月27日
  2018年 4月15日
  2021年 4月11日
  2023年 3月21日
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by gakis-room | 2014-03-30 19:00 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
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