2005年 10月 22日
昨年10月20日,台風23号は北近畿に大きな被害を与えました。特にバスの屋根の上で孤立した人たちの写真はいまでも鮮明に思い出されます。 私は知らなかったのですが,そのおりに天橋立では200本の松が倒壊したそうです。これを地元の人は「松が悲鳴をあげた」と悲しみました。昨日のテレビニュースでは,天橋立の松林復活に取り組む地元の人々の取り組みが紹介されていました。 その中で心をひかれたのが「天橋立名松リバース実行委員会」の人々の取り組みでした。「松の悲鳴を喜びに」と倒れた松の再利用に様々な工夫をしています。室内インテリアとしてのクラフトもたくさんありましたが,私がいいなあ,と思ったものが二つありました。 一つは商店の屋号など記した看板としての再利用でした。いかにも天橋立とともに生きるという感じです。今ひとつは,倒れた松を炭にして松林の肥料にしようというものです。倒れた松を松林に返す,そんな祈りを感じさせます。炭は昨日出来上がり,来年の1月に松林にほどこされるそうです。 先日,天野橋立に行きましたが,景色だけに見とれていた私でした。
by gakis-room
| 2005-10-22 05:27
| つれづれに
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Comments(2)
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by
sayaya
at 2005-10-22 22:55
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木材の有効利用は、京都議定書の発効とともに、大変注目されています。木材は、廃棄する際に環境にかける負担が他の工業材料などに比べ、非常に小さいからです。
研究者だけでなく、一人ひとりがアイディアを出し合えるような社会にできればと思います。
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by
gakis-room at 2005-10-23 06:06
アイディアを出すというか,工夫するということはとても好きなことです。ただ,私にとって悔しいことは工夫するのだけれど,アイディアがさっぱり出てこないことがあまりにも多すぎるということです。
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