2014年 02月 28日
結城神社(三重県津市)は鎌倉幕府倒幕に参加し,その後は南朝方で戦った武将,結城宗広を祭神とする神社です。彼の居城は福島県白河市ですが,吉野から南朝勢力再起のため海路で奥州に向かう途中,遭難してこの地で病死しています。 彼の墓と伝えられる場所は元々は「結城塚」と呼ばれていたようですが,1824年津藩の藩主藤堂高兌(とうどうたかさわ)により社殿が造営されて,塚は結城神社となりました。1882年別格官幣社に列せられた「建武中興十五社」のひとつです。 祭殿の前にある狛犬は青銅製で,高さが147cmあり,大きさからでしようか,「日本一の狛犬」の標識が建てられていました。 梅園のなかにある結城宗広の墓です。なかなかの風格です。 「結城神君之墓」の文字は藤堂高兌(1781ー1825)の筆です。彼は江戸時代末期の名君の一人だそうですが,それにしても「結城神君」とは,藤堂高兌は相当な尊王論者だったと思われます。 彼の墓所はここの他に,伊勢市の光明寺,福島県白河市の関川寺にもあるようです。 梅園の「しだれ梅」は約300本だそうです。梅の開花期のみ入園料(500円)が必要です。 梅は三分咲きほどでした。匂いはこのころが1番いいとのことですが,花見としてはちょっと物足りなく思いました。 「近くの公園」でもそうですが,ここでも白梅のほうが紅梅よりも早く咲いていました。 この神社を訪れたのは,結城宗広に関心があったわけではなく,単にしだれ梅を見るためです。しかもそれもまあ付録です。 この日の目的は「なばなの里」のイルミネーションを見ることです。そのバスツアーに結城神社のしだれ梅が組み込まれていました。そして,「梅の匂いは三分咲きのころが1番いい」とは添乗員の言葉です。 ※写真はクリックすると拡大します。
by gakis-room
| 2014-02-28 18:00
| つれづれに
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Comments(2)
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korima
at 2014-03-01 10:19
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梅の三分咲き、よろしいですね。
結城神社、ツアーなら行けるかも(*^_^*) 来年になっちゃいますが…。
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gakis-room at 2014-03-01 12:58
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