2013年 07月 28日
これまでに経験したことのないような大雨
きょうの山口県,島根県の大雨について,気象庁は午前11時18分に発表した「記録的な大雨に関する全般気象情報 第1号」で以下のような「見出しのみの短文形式」で警戒を呼び掛けました。

 山口県と島根県では、これまでに経験したことのないような大雨となっているところがあります。この地域の方は最
 大級の警戒をしてください。

さらに午後0時半から会見で,横山博予報課長は「これまでに経験のないような大雨になっている。命を守る行動を取ってください」と,厳重な警戒と安全な場所への避難を呼びかけました。

気象庁では昨年6月21日に,それまでの1時間雨量の雨量をもとにした「雨の強さと降り方」による「激しい雨」(1時間降水量,30ミリから50ミリ),「非常に激しい雨」(50ミリ〜80ミリ),「猛烈な雨」(80ミリ以上)では,危険度が伝わりにくいとの指摘から,危険性が高まっている場合には「見出しのみの短文で伝える気象情報」形式を採用しました。そして,その第1号が昨年7月12日の熊本・大分での大雨でした。

【きょうの1時間降水量】
  山口県須佐  138.5ミリ
  島根県津和野  91.5ミリ

これまでの「強烈な雨」が80ミリ以上ですから,その凄まじさは私の想像を超えています。被害のないことを祈るばかりです。

ところで,不謹慎とは思いますが,「これまでに経験したことのないような大雨」が2度目に来た時にはどう表現するのでしょうか。すでに経験済みです。ほんの近未来であれば,「20013年7月28日の時のような」でよいのかも知れません。しかし,もう少し時間が経過した時はどうでしょうか。

奈良の1時間降水量の観測史上1位から3位は以下のとおりです。
 1位 79.0ミリ  2000年5月13日
 2位 75.0ミリ  1999年9月21日
 3位 58.5ミリ  1968年7月6日

例えば「80ミリをこれまでに経験したことのないような大雨」だとした場合,2位の1999年9月21日の場合は,それ以前の1位が58.5ミリですから,「これまでに経験したことのないような大雨」は分かり易いと思います。そして,観測史上1位の2000年5月13日場合は,「昨年の9月21日のような大雨」でもなんとか記憶を呼び戻せそうです。

しかし,今年に80ミリの降水量の場合,それはすでに経験済みですから「これまでに経験したことのない…」は使えません。かといつて「2000年5月13日の時のような」と言われても,13年前の記憶はほとんどの人には消えてしまっています。さて,どのような短文がよいのでしょうか。
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by gakis-room | 2013-07-28 18:00 | つれづれに | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2013-07-28 21:34
「ような」に助けを求めるのでしょうね。
Commented by gakis-room at 2013-07-29 08:50
saheiziさん,
1度目を例外とするれば,何度でも使えますか。


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