2013年 07月 22日
どうする最低賃金,生活保護より少額は11都道府県に増大
d0006690_15521531.jpg参議院選挙の結果は,向こう三年間の忍従を強いられることになりました。この国を見る世界の眼差しは「侵略の定義は定まっていない」とする首相を国民の圧倒的多数が支持したということになるのでしょうか。予想されたこととは言え,「ごまめの歯ぎしり」の長い日々が続きそうです。

その支持がアベノミックスへの期待感からであったのかは私には不明ですが,差しあたりすぐにでも解消してほしいのは最低賃金と生活保護基準の逆転現象です。昨秋の最低賃金の改定によって,逆転は6都道府県に減っていましたが,厚生労働省の調査によると,今年度になってから11都道府県に増えました。

以下は逆転している都道府県です。青字は昨秋の引き上げで解消した逆転が再び発生した県です。
なお,北海道,宮城,神奈川の3県は2008年以降,一度も解消していません。

       最低賃金 逆転差額
  北海道  719    22円
  青 森  654    2
  宮 城  685    9
  埼 玉  771    6
  千 葉  756    1
  東 京  850    13
  神奈川  849    9
  京 都  759    3
  大 阪  800    8
  兵 庫  749    4
  広 島  719    11

ところで,産経新聞の夕刊では,「8月から実施される生活保護の支給基準引き下げが今後の調査に反映されると,逆転は解消は進みそうだ」とありましたが,こんな本末転倒ではなく,ここは安倍首相の言う「10円以上の引き上げ」での解消が必要です。安倍首相21日の夜,NHKの番組で「1日も早く(景気回復)を実感してもらえるようにしたい」と言っていましたが,景気回復とは関係なく,これまでの異常を早急に正すだけのことです。はたして安倍内閣は最低賃金審議会の使用者委員に圧力をかけられるでしょうか。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2013-07-22 18:00 | つれづれに | Comments(4)
Commented by korima at 2013-07-22 19:21 x
引き下げて差を解消する
なんてひどいことでしょう。

「歯の減り」には気をつけます!
Commented by saheizi-inokori at 2013-07-22 21:16
かけっこないでしょう。
むしろもっと下げろかも。
ずっとそれが厚生省の政策の根っこにありましたから。
貧富の格差こそ対立軸になって可笑しくないとおもいます。
Commented by gakis-room at 2013-07-23 07:29
korimaさん,
そうてす,お互いに「歯の減り」には気をつけましょう。
Commented by gakis-room at 2013-07-23 07:32
saheiziさん,
社会保障関係費の抑制は小泉内閣以来の方針ですからね。
アベノミクスが格差の拡大につながることをうすうすは気づいている?


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