2005年 09月 24日
嗤ってしまう自民党新人議員研修
今度の総選挙で当選した自民党新人議員83人に対する研修会が行われました。報道によればこれまでは派閥が行ってきたものを党本部が主催することになったそうです。

国会には様々な手続きがあるそうですから,そうした手続きを知る上でも新人研修は必要なのでしょうが,今回の研修のテキストの中の「マスコミ取材に対する心構え」なるものはかつて私の勤務した高校の新入生オリエンテーション以下の代物でした。

もつとも,「棚ぼたなる言葉は私のためにある」として当選を喜んだ26歳の議員は,まずは議員として「料亭にも行ってみたい」と語り,ついで議員歳費の額の多さ,議員宿舎の立派さを率直に驚きをもってはしゃいでしまう程でしたから,高校生以下の「議員の心構え」を説いて聞かせる必要に党幹部は迫られたみたいです。

「心構え」によれば,マスコミは自民党圧勝のおごりの象徴として記事や番組を作ろうとしているから,服装や話し言葉には十分な注意が必要であるとした上で,「派手な服装や高価なブランド品を見に付けないように」,また,話し言葉は「笑顔,丁寧な言葉,低姿勢」で臨むようにとしています。

また「心構え」では「現在の心境あるい抱負」への模範解答として,好印象を与えるフレーズまで用意しています。いわく,「責任の重さに身が引き締まる思いです」,「国政について素人なのでまだまだ勉強に励みたい」などです。

私には「心構え」の本音はマスコミ,国民から新人議員の多くを隠してしまいたいのだと思えてしまいます。なぜなら,新人議員の多くは総選挙を通して異口同音ならぬ同句同音で「郵政民営化」と「小泉改革の促進」だけしか語ってこなかった(語れなかった?)のですから,奢りならぬ低級なボロを出しかねないからです。

「小泉劇場」の演出・宣伝にちょっとは関わったマスコミですから,とりわけテレビ局には是非ともやってほしいことがあります。郵政民営化法案の成立後に「新人議員大いに語る−これからの日本の課題」というテーマで新人議員を名指しで集めて長時間討論会ないしは連続討論会を行うことです。

特別国会が終われば,来年1月の通常国会の召集までみなさんお暇なはずですから,12月の特番として「小泉劇場第2幕」を是非見てみたいものです。
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by gakis-room | 2005-09-24 07:52 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
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