2005年 09月 13日
巨大帝国の出現と課題先送り内閣
総選挙の結果は自民党の圧勝と民主党の惨敗に終わりました。自民党の圧勝というよりもむしろ反対派を切り捨てた小泉首相の圧勝と言うべきなのだろうと思います。

これで自民党内はもちろんのこと,国会内にも小泉首相のいう「改革反対派」はいなくなったわけですから,小泉首相は戦後最大の権力を手にしたことになります。いわば巨大な小泉帝国の出現です。

しかも自らの権力を来年の9月までと限定したわけですから,この1年に「改革」は加速されなければなりません。

私にとって過ぎた小泉内閣の中で記憶に残るものと言えば,外交面では,2度の北朝鮮訪問による拉致問題の進展を除けば,靖国参拝に伴う中国・韓国との軋轢,イラクへの派兵,国連常任理事国への立候補とその頓挫くらいでしょうか。

内政では,国債は30兆円以内にするといいながら簡単に反古にした上で「たいした問題ではない」とした無責任さ,歴代内閣の中では最大の国債発行,百年は大丈夫としながら半年で破綻した年金制度の改定,そして今回の郵政民営化への執念くらいでしょうか。

小泉首相は,いわば独裁的な権力を手にしたわけですから,国債の累積残高に象徴される財政問題,将来性について誰も信頼していない年金制度,少子高齢化社会への見通し,東アジア外交について抜本的な「改革」ができるはずです。

反対派はいないはずですから,できないとしたらやる気がないか,知恵がないかのどちらかです。「郵政民営化」以外に何も語らなかった新人議員ともどもお手並み拝見です。さしあたりは次年度予算での国債の割合です。財政再建の端緒を見ることができるのでしょうか。
[PR]

by gakis-room | 2005-09-13 07:59 | つれづれに | Comments(0)


<< 韓国ではきょうから三連休      とりあえず選挙結果について >>