2005年 09月 09日
恐怖の自己増殖あるいは見え透いた保身
新聞報道によると,きょうの午前,参議院議員の郵政民営化法案反対派の中心議員が,この選挙で与党が勝利すればそれが民意であるから郵政民営化法案に賛成するのが政治家としての筋であると表明し,自民党幹事長からお褒めの言葉をいただいています。

仮に与党が6割の議席を獲得しても,4割の国民の意思を自己の信念の支えとするのが反対派の筋というものです。ですから,私は無所属なり,意味不明の新党公認で悪戦苦闘する衆議院での反対派に政治家としての潔さよさを感じてきました。公認がえられず立候補を断念した前議員への感想も同じです。

しかし,衆議院での採決i棄権して,いざ解散となつたらあっさりと詫び状を出して公認を乞うた議員もお粗末の極みですが,与党の優勢が報道されるきょうになって,白旗を高々と掲げて恭順を表明したこの議員には嫌悪すら感じます。

私の推測はつぎの通りです。
選挙での与党の勝利→小泉内閣の続投→小泉自民党総裁の任期延長→小泉総裁の下での参議院議員選挙→参議院での反対派への非公認と刺客の投入→落選

これを私は恐怖の自己増殖の結果と考えました。反対派を次々に断頭台で処刑し,恐怖政治を主導したのはフランス革命の時のロベスピエールでした。彼は人間は「美徳と恐怖」で動くと考えました。ロベスピエールと小泉首相の違いは,美徳=フランス革命と美徳=郵政民営化,つまり志の比較にならないほどの高低差です。

自民党幹事長に「私の弟,私のこども」と応援演説されたIT社長の志も漫画ですが,きょうになって恐れをなして小泉首相にひれ伏したくだんの参議院議員,彼の名前を鴻池祥肇といいます。恐怖の自己増殖あるいは見え透いた保身は郵政民営化反対自民党参議院議員症候群となりそうな予感がします。
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by gakis-room | 2005-09-09 18:42 | つれづれに | Comments(1)
Commented by map at 2005-09-10 02:30 x
久しぶりに投稿します。今回の選挙は今までになくいろいろな観点から盛り上がっていて、おもしろいと思っています。端緒は自民党の内紛を巨額な税金を費やして国政選挙を利用する小泉政権の独断性と、あわよくば今回のごたごたを利して自民党のマイナスイメージを増幅させたい民主党(しかし、そのやり口は必ずしも成功しているとは思えないのだが)、さらに選挙戦を勝ち抜くためのなりふり構わない新党結成など見所満載で話題にこと欠かないので、結構楽しんでいます。
 しかし、先生のご意見は現在の小泉施策については全くの同意見ですし、何か独裁的な危険性を感じてきています。この意味で私も選挙にいくのですが、どうなるんでしょうか。


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