2012年 10月 23日
本来は邪気を祓う日のようです,きょうは重陽の節句
d0006690_1464228.jpgきょうは旧暦9月9日,「重陽(ちょうよう)の節句」の日です。

古来中国では奇数を縁起の良い「陽」の数とされてきたようです。その「陽」の数の中で9月9日は1番大きな9が重なります。それで,「重陽」です。縁起の良い数字が重なってめでたい日だとばかり思って来ましたが,どうも違うようです。

「陽」が2つ重なって陰となる,あるいは「陽」の気が強すぎるため不吉とされ,邪気を祓うことが本来のようです。

「陽」の数字が重なる日は1年に5回あります。いわゆる五節句です。以下は「日本文化いろは事典」からの抜粋です。

1月7日 人日の節句(じんじつのせっく)
     1月1日は正月なので,これを避けて,7日
     とした。七草粥を食べて1年の豊作と無病息
     災を願う。

3月3日 上巳の節句(じょうしのせっく)
     年齢・性別関係なく,草や藁(わら)で作った
     人形(ひとがた)の体を撫で穢れを移し、健
     康を祈って災厄を祓う。

5月5日 端午の節句(たんごのせっく)
     「菖蒲の節句」とも言われる。強い香気で厄
     を祓う菖蒲やよもぎを軒(のき)につるし,
     また菖蒲湯に入ることで無病息災を願う。

7月7日 七夕の節句(しちせきのせっく)
     棚機津女(たなばたつめ)といわれる女性が,機(はた)で織った布を神におさめ,病気や災厄が起こらな
     いように願ったという。また,平安貴族たちは,竹竿に糸をかけて願いを星に祈るとかなえられるという
     中国の伝説の習わしに従い梶の葉に歌を書き付けて手向ける「星祭り」を行ったという。

9月9日 重陽の節句(ちょうようのせっく)
     古代中国では菊は「翁草(おきなくさ)」,「千代見草(ちよみくさ)」「齢草(よわいくさ)」と言われ,邪気
     を祓い長生きする効能があると信じられてきた。

9月9日,平安時代の宮中で華やかな「菊花の宴」が開かれていたとのことです。また,江戸時代「 菊花の宴」(重陽の宴)は「 五節句 」のひとつに数えられ,諸大名は江戸城に集まり菊酒を飲み,栗飯を食べて菊花を観賞しました。 いずれも邪気を祓い,健康と長寿を願うものだつたのでしょう。

それで,花札の菊に盃が添えられている意味が分かりました。「五節句」の制度は明治6年に廃止されたそうです。1月7日は別にしても,3月3日,5月7日,7月7日に比べて,9月9日はほとんど忘れられています。なれば,今夜は1番大きな邪気を祓うため,たった1人の「重陽の節句」の祝宴です。
[PR]

by gakis-room | 2012-10-23 18:00 | つれづれに | Comments(4)
Commented by korima at 2012-10-23 22:10 x
訪問した瞬間、あれ?!なんだか懐かしい
と思ったら花札でした(*^_^*)
盃だったとは、不明を恥じます。
(短冊だとばかり…でもイッパイって言ってました)
Commented by 高麗山 at 2012-10-23 22:58 x
花札を嗜むことはありませんが、同じく邪気を独り祓ってきました。。。
Commented by gakis-room at 2012-10-24 07:16
korimaさん,
菊の5点札は短冊ですよ。
桜の20点とあわせて「花見で一杯」だったですかね,忘れてしまいました。
Commented by gakis-room at 2012-10-24 07:18
高麗山さん,
ほどよい邪気祓いでしたか。


<< 花を見落としました,コミカンソウ      返り咲きのシバザクラ >>