2005年 08月 30日
憂鬱な9月11日
いよいよ総選挙のスタートです。私は政党支持の分類で言えば,支持政党なし=無党派と言うことになりますが,投票日の9月11日は前回の投票日以上に憂鬱な日になりそうです。

選挙の争点は多々言われていますが,私にとって争点はただひとつです。ほとんど破綻しているこの国を救う手だては何なのか,ということです。小泉首相は,郵政民営化こそが改革の本丸と言っていますが,今更何をとぼけているのかと思ってしまいます。

小泉政権が発足したのは2001年4月でした。すでに国債の発行残高問題が指摘されるようになってから久しくなっていました。2001年3月末の国債・借入金残高は約540兆円でした。その後,国債・借入金残高は増え続けて,2005年3月末で780兆円になりました。小泉内閣の4年間で240兆円増加しました。これが実績です。

今年度の当初予算では一般会計だけでも16兆円の国債が増加しますから,2006年3月末には800兆円近くなります。今年度の租税収入見込みは約45兆円ですから,国債・借入金残高796兆円の18年分に相当します。つまり,この金額は国会議員を含む国家公務員の賃金をゼロにした上で,政府サービスも皆無にし,ただひたすらに返済に励んでも国債・借入金のすべてを返し終えるのは18年後ということになります。加えて予測以上に少子高齢化は進んでいます。

この問題の解決には,徹底した歳出の削減,つまり歳出の無駄を省き場合によっては政府サービスの低下も必要かも知れません。そして歳入の増加,つまり景気回復がある程度あったとしても租税収入が飛躍的に増加するとは考えられませんから,増税による租税収入の増加以外には考えられません。

平たく言えば,年収700万円の人が,年収の18年分,1億2600万円の借金をしており,返す手だてもなくしかも借金はなお増加していくというのが,この国の実情です。新聞・テレビで見る限り,この深刻な問題について具体的に答えようとする政党は見あたりません。

9月11日,私はどこにあるいは誰に投票するのが良いか,やはり憂鬱になります。けれども私は投票に行きます。これまでのようにより悪いものをひとつずつ消去して,最後に残ったものを私の選択とします。
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by gakis-room | 2005-08-30 17:41 | つれづれに | Comments(0)


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