2012年 07月 17日
いじめは恥ずかしい,卑劣なことなのか,野田首相のメッセージ
以下は大津市での「いじめ」について,昨日のテレ日番組での野田首相のメッセージです。今朝の産経新聞から引用です。

弱い者を、集団でいじめている子がいるならば、その行為はとても恥ずかしい、卑劣だと理解してもらわなければいけないと思います。

人間として大事なのは、自分が相手の立場になった時にどう思うかということです。その痛みを感じる心を、持ってもらわなければいけない。

いじめられている子がいるならば、ぜひ伝えたいことがあります。あなたは独りではありません。あなたを守ろうという人は必ずいます。それを信じてお父さん、お母さん、先生、友だち、誰でもよいから相談してください。

一番大事なのは、その周りにいる子です。いじめている子がいる、いじめられている子がいると分かっているならば、見て見ぬふりをしないこと。そばにいる生徒さんたちが先生と相談する、あるいは両親と相談する、見て見ぬふりをしない、これが一番大事なことなので、ぜひ理解してほしいと思います


思い出すのは2006年11月の伊吹文科相(当時)の「緊急メッセージ」です。野田首相のメッセージは「弱いたちばの友だちや同級生をいじめるのは,はずかしいこと。仲間といっしょに友だちをいじめるのは,ひきょうなこと」で始まる「緊急メッセージ」と余りにもよく似た論旨です。違いと言えば,伊吹文科相が原稿を読み上げたのに対して,野田首相が直接カメラに向かって語ったことくらいでしょうか。

なぜ「いじめは恥ずかしいこと,卑劣なこと」から始まってしまうのでしょうか。「いじめは心身への暴力であり,犯罪であり,悪いこと」と断定しないのでしょうか。その上で,「いじめられるものの痛みを感じる心を持ってもらいたい」のではなく,「それは犯罪であり,悪だからすぐ止めよ」となぜ言わないのでしょうか。

今回の事件について言えば,子どもたちの何人かは「見て見ぬふり」をしていなかったようです。しかし,被害者に関わる教員とその集団は相談の対象にはなり得ていませんでした。野田首相のメッセージも伊吹文科相の「緊急メッセージ」も周りの誰かに相談せよといいます。しかし,なぜかいじめの被害者はいつも孤立してしまっています。

首相メッセージをこんな風には結べないものでしょうか。
「いじめられているあなたに 周りの誰にも相談できなければ私(総理)か文科相に手紙を書きなさい。絶対に私たちはあなたを守ってみせますから」
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by gakis-room | 2012-07-17 17:00 | つれづれに | Comments(4)
Commented at 2012-07-17 19:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by gakis-room at 2012-07-17 20:07
鍵コメさん,
それは違います。
あなたの力です。
Commented by saheizi-inokori at 2012-07-18 10:19
なるほど!加害者の親は共犯の疑いがあるし、教師も幇助ですね。
そういわなければきれいごとですね。
Commented by gakis-room at 2012-07-18 21:27
saheiziさん,
「こども119番」みたいなものが都道府県にあってもいいのかと思います。


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