2012年 06月 21日
【訂 正】 2014年12月22日 以下の記事は日の出時刻,日の入り時刻を「分」までで書いています。「秒」までについてい言えば,「夏至」の日の昼時間が1番長いようです。 きょうは夏至です。しかし,日の出時間が1番早く,日の入り時間が1番遅い日というわけではありません。また,昼時間が1番長い日でもありません。厳密にはそれらの期間の一日です。 きょうの「天声人語」(朝日新聞)の一部です。 …きょうは夏至、昼間が最長になる。東京の日の出、日の入りから計算すると、先ほど明けた夜は9時間25分、 一日の39%しかない。札幌では36%だ▼これからは一転、昼の時間が短くなる… この記述,間違いとは言えないかも知れませんが,正確ではありません。東京の場合,「昼間が最長となる」,つまりは「昼時間」が最長となる日は以下の通りです。 昼時間の最長の日 14時間35分 6月16日−6月26日 ですから,「きょうは夏至,昼間が最長になる」は,「最長となる期間の1日」が正確と言うことになります。また,「これからは一転,昼の時間が短くなる」のは6日後の6月27日からです。ちなみに東京の日の出,日没時間は以下の通りです。 日の出時間のもっとも早い日 4時43分 6月5日−6月22日 日の入り時間のもっとも遅い日 19時13分 6月21日−7月7日 夏至と日の出,日の入りが1番早い(遅い)日とのずれは次のような理由によるようです。 1 太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているため、太陽が天の赤道に対して動く速度が一定ではない 2 地球の公転軌道が楕円であるため、太陽の日々の進みが一定ではない 東京の日の出,日の入り時間は「こよみのページ」の「日出没計算」を利用しました。ここでは「眼高3m」になっていますが,「天声人語」の「夜は9時間25分」にあわせて「眼高0m」にしました。 なお,奈良の場合は以下の通りです。きょうは日の出時間のもっとも早い日でも,日の入り時間のもっとも遅い日でもありません。 日の出時間のもっとも早い日 4時43分 6月6日−6月19日 日の入り時間のもっとも遅い日 19時13分 6月22日−7月6日 昼時間の最長の日 14時間28分 6月15日−6月27日
by gakis-room
| 2012-06-21 17:00
| つれづれに
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