2012年 06月 22日
月曜休んで土曜開庁,奈良県庁の節電
奈良県は昨日,7月21日から8月27日までの間,県庁を土曜日に開き,月曜日に閉庁すると発表しました。これは,奈良県としての月曜日の電力消費を少なくしようとするためです。対象は本庁舎と出先機関(病院,学校,卸売り市場などを除く)です。また,同時に勤務時間も30分繰り上げる「サマータイム」(7月2日〜9月7日)も実施し,LED照明導入と併せて2010年度比20%の節電効果を見込むとのことです。

「家族でお出かけ節電キャンペーン」などいうバカげたプランに比べれば,県としての現実的な節電への取り組みのように思われます。

知事は「土日に休むという生活は明治以降に確立したに過ぎず,仕事はいつしても構わない。市町村や県民に多少の不便をかけることになるが,ご理解いただきたい」と話していますが,私はちょっと違った感想を持ちました。

月曜閉庁,土曜開庁は市町村は県との関係において多少の不便はあるでしょうが,県民にとっては果たしてどうなのでしょうか。むしろ土曜開庁は県民にとって便利なのではないでしょうか。私は所用のために県庁の窓口に直接出向いたことはほとんどありませんが,それでも県の窓口に出向く時には,公用でもない限り何らかの休暇とる必要がありました。一般のサラリーマンも同様であろうと思います。市の窓口についても同じです。

それで思い出しました。かつて地域労働運動に携わっているとき,市議会の土・日曜開会ないしは夜間開会を求めたことがありました。勤労者の市議会傍聴を容易にするためです。このことは実現しませんでしたが,市議会と市民とを繫ぐ1つの方策であると考えたからです。

また,私たち(地域労働組合協議会)は市政要求(20〜30項目)についての交渉(市は「学習会」と呼んでいました)を毎年2〜3日間持ちました。毎回40〜50人の組合員(市民)が参加しましたが,その開始時間は私たちの勤務時間外である午後6時からでした。今でも1つの民主主義であったと思っていますが,市の部課長の皆さんには時間外労働を強いることになりました。

奈良県の今回の措置で「多少の不便をかける」のはライフサイクルの変更を余儀なくされる職員,とりわけ幼児,児童を持つ共働きの職員に対してであるように思われます。
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by gakis-room | 2012-06-22 17:00 | つれづれに | Trackback | Comments(4)
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Commented by korima at 2012-06-23 00:00 x
両者ともに満足!とはなかなかいかないものですね。
お出かけキャンペーン、発表されましたが
そこまで行くのがちょっと面倒です。
Commented by gakis-room at 2012-06-23 08:52
korimaさん,
今回の奈良県の措置について,労働組合は了承していようです。

「家族でお出かけ節電キャンペーン」って,日中の暑い盛りに家庭のクーラーを切るために外出せよ,というのでしょうかね。
Commented by saheizi-inokori at 2012-06-23 16:46
むかし神奈川県議会とかかわりがありましたが、土曜の議会開催は議員たちに休日出勤手当を出すことになるとか聞いた記憶があります。
振替の時までそうはしないと思いますが。
Commented by gakis-room at 2012-06-23 16:57
saheiziさん,
議員についての休日出勤手当について考えませんでした。と言うよりもそこまでの進展はありませんでした。


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