2011年 08月 03日
「中国鉄道事故と鉄道省の処理」はくそったれ,南方都市報(中国紙)
中国浙江省温州市の高速鉄道事故で,中国当局は「公式発表以外,報じてはならない」,「プラス面や公式発表を伝えること以外の報道は認められない」とメディア規制をしているようですが,広東省で発行されている「南方都市報」は当局を「くそったれ」と批判する記事を掲載しているようです。

以下は昨日の産経新聞の夕刊です。

中国浙江省の高速鉄道事故で、広東省の有力紙,南方都市報は7月31日付の紙面で当局を「くそったれ」とののしる記事を掲載した。当局が事故をめぐって報道規制を強める中での同紙の記事に,インターネット上では称賛の声が相次いでいる。

記事は「このような悲惨な事故と,鉄道省のひどい処理に対しては、次の言葉しか思い付かない-『くそったれ』」と罵倒。続いてネットユーザーら6人の「人命をないがしろにする態度は許せない」などの声を紹介した。

当局は29日夜,中国各メディアに「プラス面や公式発表を伝えること以外の報道は認められない」と通知。多くの新聞が記事をボツにした。あえてあからさまな当局批判に踏み切った同紙には,ネット上に「素晴らしい」「中国の希望だ」などの声が寄せられている。(共同)


読売新聞は「メディア規制への抗議」として「南方都市報」の記事について下のように伝えています。

経済誌「財経」はウェブサイト上で,「メディアや民衆が政府をののしることができてこそ,希望のある国家だ」と南方都市報を支持。「不屈の精神を持つ記者がいると証明した」との称賛の声も相次いでいる。

昨年の12月にも当局批判を伺わせる背景画像を掲載しています。この「南方都市報」については広東省で発行されている日刊紙という以外に私には不明ですが,面白そうな新聞です。
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by gakis-room | 2011-08-03 07:13 | つれづれに | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2011-08-03 09:40
そういう意味では日本には不屈の精神を持つ記者がいるということになる?
いや決してなりはしないですね。
安全範囲で批判しているだけですから。
Commented by gakis-room at 2011-08-03 13:19
saheiziさん,
仮に1人2人の「不屈の精神をもつ記者」がいても,上層部から潰されてしまうでしょうね。

南方都市報の場合は,上層部までも不屈の精神をもっているということでしょうか。


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