2011年 07月 22日
もう一つの神話,原子力発電のコストは一体いくらなのでしょうか
きょうの奈良の最高気温の予想は31度でした。実際はは26.4度で,平年を5.3度下回り,6月中旬並みです。昨日の予想は30度で,実際は25.9度でした。この予測違いは,まあ嬉しい誤算です。

d0006690_18455455.jpg「エネルギー白書2010」による「発電コスト」です。原子力発電の経済的優位性の示すものとされています。

しかし,下の表では原子力発電のコストは全く違っています。東京電力が設置許可申請書に記載したコストです。表中の「発電単価」と「建設単価」との関係は私には分かりません。「発電単価」だけで見ても東電の申請書では経済的優位性はいささかもありません。

「エネルギー白書」と「東電申請書」の「発電コスト」の乖離はなにによるのでしょうか。

電力料金収入設定(電力料金の設定)が総括原価方式によるので,より多くの利潤を確保するために原価をかなり高めに試算しているのでしょうか。
  【総括単価方式】  電力料金収入=原価+報酬(原価×4.4%)

それとも原子力発電の「経済的優位性」は「安全性」と共に神話なのでしょうか。菅首相は20日の衆院予算委員会で,「原発コストの再計算をしなければならない」と述べました。首相の答弁には,最終処分地の費用,賠償費用や廃棄物処理,自治体への交付金などを除いた計算方法に疑問を呈したものですが,これまで「発電コスト」されてきた数字そのものの「再計算」も必要のように思われます。

「言葉遊び」の首相には「ないものねだり」かも知れません。しかし,「脱原発」であれ,「卒原発」であれ,原発を支えてきたものは「安全性」と「経済的優位性」の2つの神話です。「安全性」神話はその装いを変えながら繰り返し蘇るに違いありませんから。
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by gakis-room | 2011-07-22 19:55 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
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