2011年 07月 14日
首相の言葉遊び,今度は「脱原発」ですか
d0006690_19101154.jpg首相 「脱原発」を表明

今朝の新聞の見出しですが,本文を読むまでもありませんでした。エネルギー「政策」の転換ではなく,またしても言葉遊びでしかありませんでした。

昨年の6月に就任してから,首相はずいぶんとたくさんの言葉遊びをしてきました。それはこどもが1つのおもちゃに飽きたら,それをさっさと放り投げ,次のおもちゃ取り出すかのようでした。

「消費税増税」を手のひらにのせたのは就任直後の参院選のときでした。まあ,これは大敗北の原因(私にはそうは思われませんでしたが)とか何とか言われて,あっさりと放り投げました。

それからまもなく,仰々しく「平成の開国」とかいっていました。あの「TPP(環太平洋経済連携協定)」は何処へ行ったのでしょうか。

「税と社会保障の一体改革」というのもありました。ああそうそう,「1に雇用,2に雇用」と叫んでいたのはいつのことだったのでしょうか。

民主党政権になった直後,それまでは飾り同然でしかなかった副大臣とか政務官とかの発言が目立ちました。私は,野党民主党は良く勉強してきたのだなと思いました。個別の事柄については確かに勉強はしてきたように見えました。しかし,それは「政策」ではありませんでした。少なくとも「政策」としての全体性を欠いていました。

今にして思えばあまりにも私は迂闊でした。たとえば「子ども手当」について言えば,「子どもを社会で育てる」という理念の元での「政策」だと私は理解しました。しかし,その理念はありませんでした。ですから「単なるバラマキ」との批判に耐えられませんでした。

昨年の1月14日,「民主党には各論はあっても総論はない」と私は書きました。しかし,菅首相にあるのは言葉遊びだけであって,各論すらもないようです。いいえ,理念もなにもない「菅おろし」の声を聞く度に,民主党自体がその各論も忘れてしまったようです。あるいは,ひょつとしたら,その各論も本当はなかったのかもしれないと思ってしまいます。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2011-07-14 21:35 | つれづれに | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2011-07-15 09:55
綱領なき政党ってのは民主党のほかにナチスがそうだったと佐藤優が言ってました。
Commented by gakis-room at 2011-07-15 14:40
saheiziさん,
ナチスには綱領があつたと記憶しています。
それはともかくも,寄せ集めの民主党はその寄せ集めを克服するための理念を策定しようとしてきませんでした。

そして,国家戦略局設置法案も撤回されました。
今の姿は自然の成り行きかも知れません。
Commented by いせやん at 2011-07-15 21:58 x
各論に優れていても総論に綻びが現れるのはよくあることだと思いますが、各論すら欠いては末期症状ですね。

3・11以降、国の全機能が復興に向いているように思います。それ自体は適切な対応だと思うのですが、他の問題が解決途上にあったのを一時停止しているのではなく、解決の目処が立たないまま放置しているというのが、やはり不気味というか頼りないように思います。

いったい普天間は、子ども手当はどうなるのか……
Commented by gakis-room at 2011-07-16 10:15
いせやんさん,
>解決の目処が立たないまま放置している
ですから,はたしてそれは各論たり得ていたのか,各論にも疑わしさを感じています。


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