2011年 06月 03日
つれづれに,6月2日の悲惨
「戦いすんで日が暮れて」とはなりませんでした。勝手に舞い上がって,その後のバツの悪さもっともらしくごまかしている,まあ,こんな図のようです。

①何じゃこりゃ−,「確認事項」
菅首相と鳩山前首相の「確認事項」は以下の通りです。
  1 民主党を壊さないこと
  2 自民党政権に逆戻りさせないこと
  3 大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと

まず,順序が逆です。「すべてに優先して震災対策に全力を尽くすこと」が第1であるはずです。加えて,現職首相と前首相が雁首をそろえて「責任を持つこと」とは。政治音痴の作文としか思えません。

しかも,1と2については「国家の緊急課題」とはあえて言わないでおきましょう,「国政にとっての緊急課題よりも党利党略」が優先されるなんて。さらに言えば,「緊急避難としてマニフェストを1時凍結してでも野党との対話と協力」が必要なのに,2人揃って「自民党との断絶」をなぜ確認するのでしょうか。2人の政治センスのなさが際だっています。

②あんたがペテン師なんだよ,前首相
 政治文書なんて,それぞれの思惑と打算の産物でしかありません。ですから玉虫色なんでしょう。解釈について何ら詰めることもなく,思惑がはずれた途端に「ペテン師」呼ばわりとは。昨年6月の辞任の時の言葉をことごとく,しかもしゃあしゃあと棄ててきて,いま「首相のあり方」を宣うとは,私にはあなたが「ペテン師」にみえてしまいます。

③勝手に舞い上がった,70何人かの人たち
「菅政権では震災を乗り切れない」とかなんとか。では誰だったら乗り切れるというのだったんでしょうか。そして,それはどんな風に乗り切ろうというのだったのでしょうか。一市民の私が「菅ではだめだ,政治よ何とかしてくれ」というは許されますが,70何人は「政治のプログラム」を提示することもなく,また,「小沢で行くんだ」ということもなく,勝手に舞い上がって,「玉虫色」にもなっていない3項目に勝手に萎んでしまいました。そのあげく「反対しておくんだった」とかなんとか。ガキの理屈以下としか言いようがありません。

④肝心な時にはいつも隠れてしまう,剛腕
かつての「加藤の乱」を思い出します。1人でも大義のために討ち死に行くと「大将」は言いました。それを涙ながらにとどめようとしたのは現自民党総裁です。「玉虫色」に激怒はしたそうですが,子分が1人討ち死に行くのを知ってかしらずか,あるかないか分かりもしない「退陣」を成果として引き籠もってしまいました。カラオケ店では歌を歌わなかったようですが,集まった50何人かに何を言ったのでしょうか。語るべき相手は国民です,言えるものなら言ってごらんない,「なぜ欠席したのか」を。

⑤内閣不信任案可決後,そこまではね
舞い上がっていたの民主党の70何人かだけではなかったようです。会期末に半ば儀式として提出する「内閣不信任案」ではなかったようです。1日の夜には,ひょっとすれは,「70何人」がもう少し増えて,「内閣不信任案」を可決できると思っていたかのようです。

不信任が可決された後は政権を担うつもりだったのでしょうね。この場合,衆議院の多数派をどの様に形成するつもだったのでしょうか。諸悪の根源と批判する「バラマキ4K」に固執するボスたちと,まさか連立するつもりだったのではないでしょうね。

私も舞い上がっているようです,今夜はそれほど飲んではいないのに。でも悪酔いしそうな気がします。
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by gakis-room | 2011-06-03 22:03 | つれづれに | Trackback | Comments(6)
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Commented by saheizi-inokori at 2011-06-04 05:42
私にはとてもそんな風には考えられません。
菅が全てをおかしくしているとしか思えません。民主党の危機に民主党の分裂回避のために動いたらこういう順番になるのでしょう。北沢と平野が作ったそうですね。
明らかに補正編成の見通しがついたら辞めることを約束したものとして読まなければおっしゃる通り意味がないです。それを反古にして乗り切ったところに菅が全ての原因だった証拠が見てとれます、私には。
Commented by gakis-room at 2011-06-04 13:13
saheiziさん,
「復興基本法と第2次補正予算の早期編成の目途」を退陣の時期とするのか,目途がついたその後とするのかは微妙な問題ですが,当事者の思惑にしたがってそれぞれが勝手に解釈したのではないかと,私には思われます。
Commented by saheizi-inokori at 2011-06-06 22:53
今日発売の週刊朝日によると鳩山派は3人(鳩山含め)くらいしか賛成に回らないので鳩山が豆鉄砲くらってこういうしかけをしたとあります。
そうだとするとgakiさんが書いておられるように鳩山も騙したといえるかもしれない(もっとも多数を取ったというのは闘いの常ですが)です。
鳩山は自分が党を追い出されるのが怖かったのでしょう。
もう少し動機が立派だと、いつにも似ずよくやったなあと買い被って損しました^^。
Commented by gakis-room at 2011-06-07 06:59
saheiziさん,
鳩山派は結束していないとは思っていましたが,3人とはちょっと意外です。
彼には「私の党」という意識を拭うことができないのでしょうね。
さっそく週刊朝日を読んでみることにします。
Commented by noga at 2011-06-12 17:27 x
日本人には、世界観がない。「世の中は、、、、」の現実的内容ばかりがある。
「あるべき姿」の内容を、自分自らの基準として他人に公開して見せる能力はない。
それで、人々には、行き着く先の新しい社会に想いを寄せる習慣がない。
だから、政治問題に関心がなく、その解決策にも関心がない。

「指導者は、何もしないのが最大の貢献である」とか、「指導者には、いますぐ辞めてもらいたい」といったものばかりが考えとなる。
現在の指導者を助けて長持ちさせ、改革の効率を少しなりとも上げるといった考え方はない。
より良い指導者を推薦することもなく、より良い政策を提案する能力もない。国民に対して未来に関する選択肢は与えられていない。

どうして現在の指導者を退陣に追い込むかに頭を使っている人が大勢いる。
問題解決の能力はないが、事態を台無しにするだけの力を持った人がいる。
それで、各首相の政治生命は結果的に甚だ短い。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
Commented by gakis-room at 2011-06-12 19:24
nogaさん,
はじめまして。

現在の指導者を長持ちさせることの適否は別としても,
批判の中に対案,政策提示がほとんど見られないのはこの国の不幸なんだと思います。


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