2011年 04月 23日
悲観ばかりが増幅してしまう,原発事故
1つ1つの課題を何一つきちっと処理できないで,ただ右往左往するだけの内閣はどれだけ批判・非難されてもよい。では,今何をすべきか,私には見えてこない。より深刻なのは震災が依然として継続中であり,しかもより悪くなりつつあるように思われることだ。

原子力安全保安院の事故評価は以下のように最高レベルまでに引き上げられた。
  3月12日  レベル4
  3月18日  レベル5(スリーマイル島原発事故相当)
  4月12日  レベル7(チェルノブイリ原発事故相当)

しかし,これは外部で観測された放射線量からの評価で,いまだに原子炉の内部(圧力容器と格納容器)の実態は報道で見る限り不明のままである。原発事故への対応としての3段階
  (1) 核分裂を止める
  (2) 原子炉を冷やす
  (3) 放射能物質を閉じ込める
の「(2) 原子炉を冷やす」の目途はいささかもたっていない。

だから,今でも原子炉への外部からの注水は継続中である。ありていに言えば原子炉内部の実態が不明であるから「ともかく水をかけている」という状態なのである。いくら「事故収束に向けた道筋」(工程表)が「ステップ1」の①,すなわち「原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立」といってもそれは遙か遠い彼方のことのように思われてならない。

この間に,放射線量ないしは流出放射性物質が増加したから,「避難指示」から立ち入り禁止の「警戒区域」にレベルアップしたと言うことなのだろうか。とすれば,放射能汚染水の処理問題を加えて震災は継続中というより,確実に悪化中ということではないか。すでに33日が過ぎて,「史上最悪」と言う文字が繰り返し脳裏をよぎってしまう。
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by gakis-room | 2011-04-23 17:38 | つれづれに | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2011-04-23 18:07
自分自身の今には何の問題がないのにまるで現実感覚がないようなフワフワした気持ちの毎日です。
チェルノブイリが今でも三千人以上の人によってものすごい費用を使っている。最終処理の見込みもたっていないのです。
底なし沼がフクシマにできて日本を吸い込みつつあるような気がします。
単なる復旧ではなく、などと変な人ばかり集めてはしやいでいる場合じゃないのに。
Commented by gakis-room at 2011-04-23 18:27
saheiziさん,
「時間よ止まれ」と言いたくなってしまいます。


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