2011年 04月 15日
東京電力に「地球環境大賞」だって
この4月5日に東京電力は「第20回地球環境大賞」(「地球環境破壊大賞ではない)を受賞する予定でした。以下は今年の2月25日の「MSN 産経ニュース」です。見出しは「第20回地球環境大賞の受賞者決定」です。

今年で第20回を迎える温暖化防止や環境保全活動に取り組む企業を表彰する「地球環境大賞」(主催・フジサンケイグループ)の受賞者が決まった。今回は同大賞創設時から特別協力しているWWFジャパンが推薦した京都府機船底曳網漁業連合会に「第20回記念特別大賞」を贈呈する。4月5日,東京・元赤坂の明治記念館で予定されていた授賞式は,東日本大震災の影響で延期になった。

記事は2月25日の発信なのに,奇妙なことになんと4月5日の「授賞式延期」まて書かれています。3月11日以降に元記事に「授賞式延期」を書き加えたようです。しかも,記事本文には「受賞企業」の名前もありません。こちらは削除したのでしょうか。「正論」を「誇り」とする産経としては何ともシッチャカメッチャカです。

理由は簡単です。「地球環境大賞」の受賞企業が東京電力であったからです。受賞理由は以下のようです。

「川崎火力発電所(川崎市川崎区)に隣接する工場を新設の配管で結び,発電時に発生した蒸気を各工場に供給,熱源として再利用できる仕組みを構築し大幅な省エネを実現した。審査委員からは『既存のシステムを変えて省エネを図るものであり、大変効果的だ』(合志陽一・筑波大学監事)、『企業の境界線を超えた面的な省エネ活動の好事例』(椋田哲史・日本経団連常務理事)など、周辺地域を視野に入れた取り組みが高く評価された」。

このことをきょうの中央日報(日本語・電子版)で知りました。産経新聞を購読している私として迂闊と言えば迂闊でした。

13日,東京電力の清水政孝社長は記者会見で「辞退する方向で調整したい」と述べ,フジサンケイグループは「審査委員と相談し,授賞取り消しを検討する」するようですが,受賞事由が火力発電所のこととは言え,「辞退する」のではなく「辞退する方向で調整したい」東京電力も東京電力なら,「中止」ではなく「延期」ととぼけているフジサンケイグループにもフジサンケイグループです。
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by gakis-room | 2011-04-15 20:08 | つれづれに | Comments(0)


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