2011年 03月 04日
ちぐはぐ,雛飾りについて知ったこと
d0006690_10123458.jpg雛飾りの男雛,女雛の配置は関西と関東では違っているのを知ったのは4年前のことでした。男雛が向かって左に配されるようになったのは大正天皇の即位礼から,あるいは明治以降になって西洋式の国際儀礼(プロトコール)を取り入れたからのようです。

また4年前に,「左大臣,右大臣はどちらに配置されているのでしょうか。雛自体に左大臣,右大臣に区別はあるのか私は知りません」とも書きました。

雛飾りについては,日本人形協会のホームページにある「人形事典」のインデックスの一番上にある「七段飾り図解」に詳しく載っていました。それによるとひな人形の正式な名前もありました。

男雛と女雛…一対で「内裏びな」あるいは「親王」と言
       うようです。業界語では「玉」です。
三人官女… 「官女」あるいは「三人官女」。向って右
      から長柄の銚子,三方,加えの銚子(正し
      くは提子)の順です。着物は白衣に緋の長
      袴をつけたもの(三白という)と,打掛を着
      せたもの(掛付)とがあります。
五人囃子… 普通は童顔を用いて,向って右から謡,横
      笛,小鼓,大鼓,太鼓の順です。
左大臣・右大臣…「随身(ずいしん)」。別名は「矢大
                                  臣」。向かって右が老人,左が若人だそう
                                  です。

それで,左大臣と右大臣ですが,左が上席ですから,向かって右の老人(立つ位置で言えば左)が左大臣でしょうか。しかし,「親王」はこの逆です。何ともちぐはぐです,現在の天皇家の立つ位置とは関係なく,ひな人形は古来の位置が良いように思われます。もっとも「男尊女卑」と言われれば返す言葉はありません。

ところで,昨日までスーパーで繰り返されていた童謡
  あかりをつけましょ ぼんぼりに
  お花をあげましょ 桃の花…
は「サトウハチロウ」の作詞で,正しい題名は「うれしいひな祭り」であることを昨日知りました。

どうでもいいことですが,この童謡,顔の赤らんだ右大臣は出てきますが,左大臣は出てきません。左大臣は顔を赤らめることもないそれなりの酒豪ということでしょうか。それとも上席の左大臣をさておいて,ひとり白酒を飲んだ若い右大臣は礼に叶っていないというべきでしょうか。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2011-03-04 12:06 | つれづれに | Trackback | Comments(0)
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