2011年 03月 01日
一支国(いきこく)・原の辻遺跡,2011年の例の会・2
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「一支国」(いきこく)は魏志倭人伝に記された諸国の中で唯一場所が特定されている国で,「原の辻」遺跡はその王都です。まあ,王都と言うよりも首長一族の住んだ環濠集落遺跡かと思います。

現在,17棟の建物が復元されています。写真の建物名は,遺跡入り口ある「原の辻遺跡ガイダンス」でいただいたパンフレット「壱岐の弥生・古墳時代」に拠ります。

d0006690_7482617.jpg※以下の写真はクリックすると拡大します。

【削り出された扉の取っ手と階段】
釘のなかった時代ですから,扉の取っ手も階段も1枚の板から削り出されます。始めて知りました。

d0006690_748153.jpg【壱岐市立一支国博物館】
黒川紀章設計で,2010年3月にオープンしました。地上4階建てで,展望搭からは周辺が360度展望できます。

常設展示は1・2階です。「シルクロードビューシアター」で「一支国」の概要映像を見ましたが,それが終わると球面スクリーンが降りて,「原の辻遺跡」が展望できるという工夫がありました。

また,「通史ゾーン」はゆったりとしたスロープを降りながら,現代から「一支国」へと時代を遡るという展示法がとられていました。

d0006690_7475123.jpg【キッズこうこがく研究所】
ここで,子どもたちが触る,作る,組み立てる等の体験学習ができます。展示も子どもたちの体験学習できるよう様々な工夫があります。

「オープン収蔵庫」は廊下から学芸員の仕事ぶりを見ることができます。これも「五感で体感する展示,実物資料と模型や映像が一体となった展示,世界の中の壱岐がわかる展示,各時期の生活や技術の変遷を知ることができる展示」という工夫のひとつでしょうか。

とても素敵な博物館です。「シルクロードビューシアター」で映像を見終わった私たちを案内してくださったボランティアガイドさんの丁寧な解説はとても嬉しいことでした。
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by gakis-room | 2011-03-01 12:27 | つれづれに | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from ローカルニュースの旅 at 2012-06-13 20:03
タイトル : 貫頭衣まとい古代米田植え
壱岐市の国特別史跡「原の辻遺跡」近くの水田で9日、古代米の田植えをするイベントがあり、家族連れや高校生ら約100人が参加した。貫頭衣姿の参加者は約10アールの水田に入り、弥生人が食べたとされる赤米などの苗を約2時間かけて植えた。... more
Commented by saheizi-inokori at 2011-03-01 20:57
立派な施設ですねェ。仕分けられないようにしないと^^。
Commented by gakis-room at 2011-03-02 08:12
saheiziさん,
博物館は壱岐市立ですが,長崎県埋蔵文化センターも同居しています。
壱岐には現在確認できるだけでも約280基の古墳があるそうですから,学芸員の活動は限りがないようです。
Commented by tona at 2011-03-02 08:52 x
黒川さんが亡くなられてから竣工したのですね。立派ですね!
年間どの位の人が訪れるのでしょう。
近くだった飛んで見に行きたいところです。
魏志倭人伝で特定された王都に行ってみたくなりました。
ご案内ありがとうございます。
Commented by gakis-room at 2011-03-02 11:53
tonaさん,
私たちが訪れたのは2月27日(日)でしたが,閑散としていました。
しかし,長崎県が出している「月次県内経済報告」の12月号に拠れば,12月現在の入場者数は12万3000人とのことですから,単純に10ヵ月で割れば,1か月あたり1万2000人となります。
開館一年目とはいえ,すごい訪問者数です。
また,1月5日には「キッズこうこがく研究所」への子どもの入場者が1万5000人に達したそうです。

壱岐市の人口が2万9373人ですから,島外からの訪問者が以下に多いかが分かります。
機会があればもう一度行ってみたいと思っています。今度はもっとゆっくりと。


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