2010年 07月 11日
この理不尽さ,生活保護を下回る最低賃金
9日の時事通信(WEB版)によれば,最低賃金で働くより,生活保護を受給した方が収入が多くなる「逆転現象」が千葉,秋田で起こり,これで,12都道府県になったそうです。

記事からは具体的な数字は分かりませんが,2009年現在,生活保護費が一番高い東京(一級の1)の場合, 
   母子世帯(30,4,2歳)…15万7800円
      ※家賃,医療費の実費の加算あり
です。

東京の地域別最低賃金(2009年10月1日改定)は791円ですから,
   791円×8時間×22日=13万9216円
となります。

東京の家賃,医療費の実費加算の金額は分かりませんが,仮に,最低賃金を欧米並みに1000円に引き上げたとしても
   1000円×8時間×22日=17万6000円
にしかなりません。

働くよりも「寝て生活保護費を待つ」方が,少なくともより貧しくないとは,これほどの理不尽があるでしょうか。自立・自助の勤労意欲を喪失させる,これがこの国の実情,ひとつの「政治と金の問題」です。
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by gakis-room | 2010-07-11 15:06 | つれづれに | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2010-07-11 23:46
この話が生活保護費を抑え込む理由に使われていると湯浅誠の本で読んだような気がします。
憲法25条が先にあるはずなのですがね。
Commented by gakis-room at 2010-07-12 07:01
saheiziさん,
逆転現象の解消のために,生活保護費を押さえ込む考えはあるようです。

憲法25条だけでなく,労働基準法第1条では
「労働条件は,労働者が人たるに値する生活を営むための必要をみたすものでなければならない」ともしています。


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