2010年 06月 16日
気になる童謡,「あめふり」
野口雨情の「雨降りお月さん」,北原白秋「雨」について,不思議な童謡だ書いたのは4年前のことでした。2006年5月17日の「雨が降ります」です。このところ,やはり北原白秋の「あめふり」という童謡が気になります。中山晋平作曲による大正14年の作です。

  1 あめあめ ふれふれ かあさんが
    蛇の目でお迎い うれしいな
    ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン
  
  3 あらあら あの子はずぶ濡れだ
    柳の根方で泣いている
    ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

  4 かあさん 僕のを貸しましょか
    きみきみ この傘さしたまえ
    ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

  5 僕ならいいんだ かあさんの
    大きな 蛇の目に入ってく
    ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン

小学校の低学年でしょうか。母と子の睦まじさが伺えます。そればかりかこの少年なかなかの紳士です。

雨に濡れて泣いている子は女の子でしょうか,それとも男の子でしょうか。「あの子」と言うのですから,多分知らない子のようです。「きみきみ」と言うのですから男の子かも知れません。女の子であればなおさら距離感を感じさせます。それはともかくも,見ず知らずの親子から傘を借りた「あの子」は,借りた傘を後日どの様にして返したのでしょうか。

また,「ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン」は明るさの単なる擬音と言えばそれまでですが,私には水たまりをわざと踏んで楽しむ児戯のように思われます。そして,この子は傘を持たずに家を出たのですから,長靴は履いていないように思われます。それでいて「ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン」とはなかなかのやんちゃです。母親は傘と共に長靴を持っての「お迎い」だったのでしょうか。

大正14年のことです。母親は和服で下駄だったように思われます。「大きな蛇の目」の相合い傘の親子です。横の子どもに「ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン」とされたら,和服の裾は「ずぶ濡れ」になりはしないかと気掛かりです。

こんなことを考えるのも,「マヌケな災難」の結果,「引き籠もり」から「半引き籠もり」になったとは言え,それ故のよしなしごとに違いありません。
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by gakis-room | 2010-06-16 18:26 | つれづれに | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2010-06-16 21:50
この歌はいつも小学校に通う道を思い出させます。
母に雨の日に迎えに来てもらったのかもしれません。
まだ父が生きている頃だったな。
Commented by gakis-room at 2010-06-17 06:46
saheiziさん,
小学校の頃,私はどうしていたのでしょうか。
さっぱり思い出せません。
Commented by yuuko-11 at 2010-06-17 16:26
2番は?(笑)
私が、母親なら、子どもがピッチピッチ チャップチャップしてたら、
コラァ!だろうなと夢のないことを…
(当時のぬかるみの道ならよけい)
いや、もしかしたら、雨が降ったら仕事がお休み(農家とか)のおうちで、
ゆっくりと母親と過ごせるとか。
Commented by gakis-room at 2010-06-17 16:48
yuuko-11さん,
2番は記事に関係ないので省略しました(手抜き)。

私もコラァ〜,ですよ(笑)。
子どもの遊びは時として大人たちをハラハラ,ドキドキ,イライラさせますね。


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