2010年 05月 13日
いにしえの奈良の都にいるのですが,ミヤコワスレ
d0006690_23435922.jpgミヤコワスレ キク科 ミヤマヨメナ属

ミヤコワスレでしょうか。井の頭公園の近くの教会の庭です。別名はノシュンギク(野春菊),アズマギク(東菊)です。

承久の乱によって佐渡に流された順徳天皇がこの花を見て,その紫,つまりは高貴とされる色を見て心を慰められ,「都への思いをしばし忘れられる」としたのが由来のようです。また,都を離れるにあたって,この花を見て「都を忘れることにしよう」と語ったからとも。
  ※承久の乱
   実朝暗殺後の鎌倉幕府の混乱に乗じて,後鳥羽上
   皇は1221年,鎌倉幕府から実権を奪取すべく挙
   兵,敗北。後鳥羽上皇は隠岐へ,順徳天皇は佐渡
   へ流された。

d0006690_23441647.jpgしかし,ミヤコワスレは江戸時代,野生種のミヤマヨメナを園芸品種として改良したものだそうです。ですから上記の由来はどちらにせよ作り話のようですが,この花の雰囲気とはかけ離れてはいないように思われます。

薄紫色のきれいな花です。この群生はミヤコ,と言うよりも5月初の連休に東京で接した人々,宴の場所そしてあれこれと共に記憶に残りそうです。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2010-05-13 07:07 | 花の手帳 | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2010-05-13 08:57
ゆかりの色をみたら思い出が募るはずなのに面白い心理ですね。
Commented by gakis-room at 2010-05-13 17:20
saheiziさん,
花によって慰められる,すっかり諦めの境地なのかも知れませんね。
Commented by yuuko-11 at 2010-05-13 17:33
都を忘れるような高貴な紫のお花なんだから
この葉っぱ食べれるのかなぁ?
などとは思ってはいけないのでしょう(笑)
Commented by gakis-room at 2010-05-13 19:30
yuuko-11さん,
いえいえ,キリスト教教会の庭先ですから,神父様はお許しくださると思いますよ(笑返し)。


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