2010年 03月 08日
黄金色が眩しい,サンシュユ
d0006690_6264329.jpgサンシュユ(山茱萸) ミズキ科 ミズキ属

「例の田舎道」です。サンシュユは中国,朝鮮半島の原産で江戸地代中期に渡来したそうです。茱萸はグミのことで,秋には赤いグミのような実(正確には偽果)を付けます。それで,別名をアキサンゴ。

この実は薬用の生薬で,滋養強壮,強精として,また冷え性,低血圧などの民間薬として果実酒にも用いられているそうです。花言葉の持続,耐久,強健はこんなところが由来でしょうか。

もう一つの別名はハルコガネバナ。こちらは早春に咲く眩しいほどの文字通りの黄金花。

d0006690_73569.jpgサンシュユの花はたくさんの花を集めた花序です。花のひとつひとつは5ミリくらいの4弁です。

余談ですが,宮崎県の民謡「稗搗(ひえつき)節」の
  庭のさんしゅうの木 鳴る鈴掛けて
の「さんしゅ」は山椒のことだそうです。

この歌は「平家落人伝説」を歌ったもので,宮崎県椎葉村のホームページによれば,平清盛の末裔,鶴富姫と那須与一の弟,那須大八郎との出会いと別れの歌のようです。歌の意味を初めて知りました。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2010-03-08 07:00 | 花の手帳 | Comments(6)
Commented by ume at 2010-03-08 07:38 x
サンシュユは盆栽にもなるのですが、まだ見たことがありません。盆栽インフラの整っていない当地では、定番樹種以外の木を見つけるのがたいへん難しいのです。わたしが
「山採り派」になった理由がこれですです。尤も山採りも樹種が限られますが。↓「ヤブツバキ」は里山でよく見かけます。松柏以外では貴重な常緑樹です。わたしには「雪椿」との区別がよくわかりませんが。 
Commented by gakis-room at 2010-03-08 10:03
umeさん,
私はただ目にしたものを写真に撮るだけで,山採りなんて私にはとてもとても出来ない技です。

ユキツバキは新潟県の木でしたよね。雪国に適応したヤブツバキの変種だそうで,日本原産だそうです。
写真で見る限りでは,ヤブツバキより花が少し開き加減のように見えます。
Commented by saheizi-inokori at 2010-03-08 10:10
どこかのブログで「庭のサンシュはサンショだと思っていたらサンシュユのことなんですってね」という記事を読みました。
これはもう、リトマス試験紙になりそう。赤が酸性だっけ^^。
Commented by gakis-room at 2010-03-08 11:33
saheiziさん,
サンシュユの渡来は江戸時代中期,それでは平家落人伝説にはなりにくいですね。

梅干しは青→赤,それで酸性は青→赤になる,ってのが私の記憶なんですけれど…。
Commented by 高麗山 at 2010-03-08 12:18 x
『稗つき節』はやはり、山椒でしたか。平仮名表記は、“さんしょう”なんですネ、
どうでもいいことですが、梅干しは酸性ですが、屁理屈を
捏ねるとアルカリ性食品だそうです。。。
Commented by gakis-room at 2010-03-08 17:45
高麗山さん,
サンシュユだとするブログがいくつかありますが,山椒だと思います。
山椒と書いて「さんしゅ」と読ませているようです。

オレンジもアルカリ性食品ですね。


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