2010年 02月 04日
きょうは立春,しかし,旧暦12月21日です
d0006690_1719068.jpgきょうは立春です。とはいえ,今朝の奈良の最低気温は−2.6度の冬日でした。そして最高気温は6.6度(午後4時現在)の「絶対的に寒い日」です。春はまだまだです。

古来の暦法(旧暦)では,まず1年を冬至と夏至(二至)を設定します。
  冬至…影が1番短い日,つまりは冬の極み
  夏至…影の1番長い日,つまりは夏の極み

冬至は「影が1番長い日」ですから「冬に至る」(冬の起点)ではなく,冬の極,つまり「冬の極み」となります。同様に「影の1番短い日」の夏至も「夏に至る」(夏の起点)ではなく,「冬と夏の極み」と考えます。

そして,冬至と夏至の中間を春分,秋分(二分)としています。ですから,春分と秋分もまた「春と秋の極み」となります。

「冬の極み」と「春の極み」の中間が立春となります。1年を4等分して,それぞれを季節の起点とするのではなく,季節の真ん中として,それに月の満ち欠けを重ねて「12ヵ月」していますから,立春と実際の季節感覚がずれることになります。

実際の「寒さの極み」は冬至から1ヶ月近く遅れてやってきます。奈良の場合は冬至から40日余遅い1月30,31日が「寒さの極み」です。したがってこの季節感覚のズレを「暦のうえでは立春ですが…」ということになります。

きょうの共同通信の見出しです。
  「立春なのに…各地で寒さ新記録 北海道4地点,東京は冬日」

冬至を冬の起点とすれば,立春は「冬の極み」になりますから,きょうの寒さはきわめて自然です。なお,欧米の習慣では春分は「春の真ん中」ではなく春の起点としますから,春は春分から夏至までです。
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by gakis-room | 2010-02-04 17:25 | つれづれに | Comments(6)
Commented by saheizi-inokori at 2010-02-04 18:59
これとか時刻の考え方が何べん聴いても分からなくなってしまいます。落語を聴く資格がないです。
Commented by gakis-room at 2010-02-04 22:07
saheiziさん,
sahiziさんのお言葉とは思えません。落語の楽しさとは無関係ではないでしょうか。
たとえば時蕎麦(上方では時うどん)でも,それが現在の何時にあたるかは些末な問題だと思われます。
Commented by 高麗山 at 2010-02-05 00:22 x
俳諧を極めておられる方は良いのですが、季語を極めていない
私などは、一番困ります。
“今を詠んでいるのに、それは春の季語です!”正月からは、春だとは
分かっているのですが。。。
Commented by gakis-room at 2010-02-05 13:42
高麗山さん,
旧暦の月を新暦にそのまま置き換えてしまう時に季節のズレが生じますね。
今年の年賀状にも「春風献上」なんてのがありました。
これから極寒を迎えるのに迎えるのにです。
Commented by haruneko3 at 2010-02-05 16:02
立春と聞くと、啓蟄よりもしゃきっと、ひそかにうれしくなります。
実際はまだまだ寒い日々なのですが................。
季語も実際の季節との其のズレに、新鮮さを感じます。
季節のうつろいに敏感であり続けたいです。。。
Commented by gakis-room at 2010-02-05 18:08
haruneko3さん,
「近くの公園」の白梅も咲きだし,もうすぐ紅梅も咲きそうです。
それからいよいよ草花の出番です。


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