2010年 02月 03日
なつかしい「煮抜き」,ゆで卵のことです
d0006690_10483042.jpgゆで卵がなつかしいのではありません。「煮抜き」がなつかしいのです。私が初めて「煮抜き」を聞いたのは学生時代のことでした。コンパ(学生時代の仲間内の単なる飲み会のことで,現在の合コン,コンパではありません)の後,屋台のラーメン屋で「おっちゃん,煮抜き,もらうよ」との先輩の一言でした。

その時,初めて「煮抜き」がゆで卵のことであることを知りました。以来,この地(京都)ではそのように言うんだと納得して,しばらくは私も「煮抜き」を使っていました。そして,卒業後,奈良に住むようになってからは使うこともありませんでした。

一昨日,朝日新聞の夕刊(大阪本社版のみ?)に「食の関西ことば 絶滅の危機」という囲み記事があり,「テレビの影響 伝承の途切れ?」として,「煮抜き」があげられ,50代以下ではほとんど使われないとのことでした。

記事では,「なんば」,「ごんぼ」,「ばらずし・五目ずし」,「関東炊き」も学生では1割に満たないとしています。トウモロコシが「なんば」とは初めて知りました。

記事に挙げられた食言葉についての名古屋育ちの私の使用例です。使ったことがないものが「×」です。「煮抜き」は4年間の限定使用,△の「関東炊き」は子どもの頃に使っていました。発音は「かんとだき」だったように思います。「お造り−お刺身」はどちらも使います。

私の場合は,「テレビの影響」ではありません,京都弁(在4年),奈良弁(在43年),そして関西弁をほとんど使うことができません。生まれ故郷の名古屋弁(在18年)も使えません。言語的にはなぜか住所不定と言うよりも,本籍,現住所なしのままです。
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by gakis-room | 2010-02-03 10:49 | つれづれに | Comments(8)
Commented by 高麗山 at 2010-02-03 12:43 x
土着の上方人間ですが、「味」に「もみない」はあまり使わなくなりましたネ
その代わり、“面白くない話し”には「もみない話やナ~」とはしますが。。。
“青い顔してなんばパンかじり、肩で風切る憐れな・・・”と、唄ったことは
ありますが、夜店の香ばしい香りにも、すでに「玉蜀黍」と言うようになりましたネ!
Commented by saheizi-inokori at 2010-02-03 13:10
「抜き」ってのは蕎麦やで使うけれど煮抜きはないなあ。
私も両親が長野ではないのに長野で育ったから、ほんとの故郷言葉はないのです。
Commented by gakis-room at 2010-02-03 18:18
高麗山さん,
トウモロコシをトウキビと言った記憶がかすかにあります。それにしても「玉蜀黍」とはすごい宛て字ですね。
ついでですが,コーリャンがトウモロコシのことであることを今回初めて知りました。
Commented by gakis-room at 2010-02-03 18:23
saheiziさん,
蕎麦の「抜き」は「天抜き」のことですよね。
ゆで卵の「煮抜き」は「煮抜き卵」が正しいようですが,なぜ「煮抜き」なのかは私には不明です。
Commented by yuh at 2010-02-04 00:30 x
「なすび」も関西弁だと最近知りました。
標準語では「茄子」だそうです。
Commented by gakis-room at 2010-02-04 08:09
yuhさん,
私はいつも「なすび」といいます。関西弁なんですね。
「語源由来辞典」によれば,元々はは「なすび」で,室町時代に女官たちが「おなす」と呼び始め,それが「なす」になったとありました。
ということは「なすび」は古語ということになりますかね。
Commented by 高麗山 at 2010-02-04 11:42 x
相撲甚句の~

  “一富士二鷹三なすび~・・・” も関西弁ですか?
Commented by gakis-room at 2010-02-04 22:01
高麗山さん,
関西弁と言うよりも古語の名残でしょうか。


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