2010年 01月 06日
今頃は「雪月」の半ばらしい,フランス革命暦
d0006690_18574567.jpg1月,2月…という呼称よりも小寒,大寒,立春…のほうがなんとなく「生活をしている」という感じがします。それで思い出しました。

その昔,歴史の時間に「テルミドール(熱月)の反動」あるいは「ブリューメル(霧月)18日のクーデター」を習いました。「テルミドール(熱月)」,「ブリューメル(霧月)」は「(フランス)革命暦」の月の名前です。

1793年に制定された「革命暦」はわずか14年で廃止されてしまいますが,理性,つまりはロベスピエール率いる革命政府の合理性に基づくものでした。

1年の始まりは9月の「葡萄の月」で,12ヵ月の全ての月は30日,残った5日は休日です。月には左の表のような季節を表す名前が付けられました。休日の1日1日にも「美徳の日」,「才能の日」,「労働者の日」,「報酬の日」,「革命の日」です。ただ,私には冬の第2,第3月の「雨月」と「風月」が季節を表すようには思えませんが。

1ヵ月も10日を1つの区切りにわけられ,十曜とし,七曜は廃止されました。また,360日の1日1日にも固有の名前が付けられました。さらには1日は10時間,1時間は100分,1分は100秒となりました。ここまでくる人々の生活習慣は大混乱してしまいます。革命政府の合理性は非合理性へと転化します。

こうして,1806年,皇帝ナポレオンは不評であった「革命暦」を廃止し,元のグレゴリウス暦に戻します。「フランス革命の子」とされたナポレオンのリアリズムですが,月の名前が残されていたら,「1月」よりも「雪月」であったらおもしろいかったのにと思ってしまいます。今頃は「雪月」の半ばです。

もっともこれは北半球の温帯湿潤気候区だけのことで,世界性はいささかもありません。
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by gakis-room | 2010-01-06 10:18 | つれづれに | Comments(2)
Commented by hisako-baaba at 2010-01-06 21:49
雑学にお詳しいのですね。面白いです。
雪月の後に雨月ですか…ヨーロッパだっ1月よりて2月の方が寒そうに思いますね。
Commented by gakis-room at 2010-01-07 07:10
hisako-baabaさん,
雑学に詳しいのではなく,ちょっと調べてみただけです。

バリの場合,1月の気温がもっとも低いようです。雨量の1番多い月は5月でした。
それで,東京についてもみてみました。東京も1月が最寒月です。


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