2009年 12月 23日
鳩山内閣の支持率急落
ここ1週間ほどの各メディアによる世論調査では「鳩山内閣の支持率」はほぼ1か月前に比べて10ポイントほど急落しました。政権発足以来,これまで鳩山内閣ないしは民主党政権にどちらかと言えば好意的と思われるマスコミの中で,唯一,執拗に鳩山内閣と民主党政権に当てこすりを続けてきた産経新聞は「国民の政権離れ」とはしゃいでいます。

しかし,その産経新聞の調査でも民主党,自民党への支持率はほぼ横ばいですから,「国民の政権離れ」と言うよりも鳩山首相自体への不満,批判と見たほうが良いようです。鳩山内閣では,亀井金融大臣だけでなく,各大臣,副大臣,政務官が自民党政権では考えられないほどマスコミに露出し,政治主導を印象づけていますが,その分内閣としての統一性,まとまりには欠けてきました。

それらを首相が整理し,指示を明確にするという場面がこれまで皆無でした。これを世論調査結果では「首相の指導力のなさ」としています。
   【首相の指導力を評価しない】
     朝日新聞  74%
     産経新聞  72.4%

しかし,「指導力のなさ」は鳩山首相の場合,旧民主党創設時に,さきがけ代表の竹村正義氏の排除に同調したことを考えれば「恵まれた家庭に育った」お坊ちゃんの優柔不断ではないように思われます。「指導力」にはその根底に確固たる思想性が必要でしょうから,鳩山首相の場合は,政権担当者としてのこの思想性に欠けると言うことかもしれません。

就任以来,3か月余を経過して,首相としての決断が「ガソリン税の暫定税率の維持」と「子ども手当については所得制限なし」の2つだけとはまさしく思想性の欠如とではないかと思ってしまいます。それが民主党マニフェストの目玉であったとは言え,政策全体から見れば総論ではなく各論でしかありません。たとえば,「ガソリン税暫定税率維持」については,この分の「税収維持」からではなく,予算編成が膨大な赤字,つまりはこれまでにない国債発行を余儀なくされていることの中で述べるべきことです。

また,「子ども手当の所得制限なし」は「子どもは社会で育てる」が根底にあったはずから,妊婦健診,分娩費,育児休業手当の引き上げ,保育施設の充実などの出産支援の中での問題であるはずです。

つまりは「やはり野におけレンゲソウ」ということでしょうか。それとも小沢幹事長の自民党幹事長時代の弁とされる「シャッポは軽い方がいい」ということなのでしょうか。
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by gakis-room | 2009-12-23 05:58 | つれづれに | Trackback | Comments(2)
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Commented by acniafafa at 2009-12-23 21:39
三つの党が連立していることが、決断の遅さにつながっているのでしょうかねえ。
と、テレビを見ていると思いますが、他にも脱税問題などで振り回されたり表には出ない縛りがあるのでしょうか。
政権に慣れていないというのも不利なのかもしれません
Commented by gakis-room at 2009-12-23 22:39
acniafafaさん,
私はほとんど鳩山首相の資質の問題だと思っています。


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