2009年 12月 08日
5日の花はシロワビスケでした
d0006690_17303796.jpgシロワビスケ ツバキ科 ツバキ属

花びらは散らず,花毎落ちていました。いただいたコメントにあるようにシロワビスケでした。

花が完全に開ききらず筒状にとどまるものがワビスケ系のツバキの特徴だそうです。花の色によつて名前が違いますが,単に「ワビスケ」と言えば白色以外をさすようです。
 赤色 ベニワビスケ(紅侘助) 花期は2月−4月
 白色 シロワビスケ(白侘助)  花期は11月−3月
 赤地に白絞り コチョウワビスケ(蝴蝶侘助)  花期
        は3月−4月

d0006690_17305181.jpgワビスケの原種は発見されておらず,藪椿(ヤブツバキ)と茶(チャ)との交雑種ではないかとする説もありますが,起源ははっきりしていないようです。

茶花として好まれ,千利休も愛したそうですが,漢字では「侘助」。名前の由来も諸説あるようです。
 1 「侘数奇(わびすき)」が転じた
 2 文禄・慶長の役の際,侘助という人物が朝鮮半島
   から持ち帰ったから
 3 利休と同じ時代に泉州堺に笠原侘助という茶人が
   あって彼がこの花を愛でたことから

手元の「新明解国語辞典」では「2」の説で記述されていますが,もし,「利休が愛した」のであれば,「2」の説はありません。利休の没年は1591年で,文録の役は1592年からだからです。

それはともかくも,「ワビスケ」には懐かしい思い出があります。大学のすぐ近くにあった喫茶店の名前がワビスケでした。少し薄暗い感じでしたが,店内はいつも静かで,多くの学生が読書あるいはレポート作成をしていました。今でもあるのでしょうか。もう1度行ってみたい気がします。

※写真はクリックすると拡大します。
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by gakis-room | 2009-12-08 17:32 | 花の手帳 | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2009-12-08 21:56
「侘助」という言葉を入れるだけで文章の味わいが渋くなるような気がします。
永井龍男あたりのエッセイ。
Commented by gakis-room at 2009-12-09 09:06
saheiziさん,
記事では「侘助」を10回以上使っていますが,ちっとも渋くなっていません。私の文ですから,何の不思議もありませんが。
Commented by tona at 2009-12-10 09:25 x
露に濡れた?葉とシロワビスケのお花きれいですね。
学生時代茶道をちょっぴり齧ったとき、この花を知って感動したものでした。名前と花と全然違った感じなのに、ぴったりしてくる不思議な花です。
庭に1本あったら素敵です。
Commented by gakis-room at 2009-12-10 10:07
tonaさん,
露ではなく雨上がりの時でした。
白い花ってサザンカもそしてキョウチクトウもクチナシもなぜか変色しやすいように思います。
シロワビスケ,好きになりました。



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